ロゴマーク・CI（コーポレートアイデンティティー）をデザインすると言うことは、会社の理念であったりお店のコンセプト、経営者様やオーナー様の思想を視覚化することです。なので、ロゴマークを制作する際、デザイナーはそういったお店の理念や思想を理解した上で、自身の経験にもとづきながらカタチや色あるいは書体を考案し、会社やお店の伝えたいイメージが社会や消費者に的確に伝わるようように制作しています。

たまに、「何でもいいから格好いいロゴ作ってよ。」と言われるお客様がおられますが、これでは正直デザイナーはロゴマークを作ることが出来ません。なぜなら、デザイナーが勝手にその会社あるいはお店の理念や思想までも考えるわけにはいかないからです。

ですので、経営者様あるいはお店のオーナー様には、自身の会社やお店が周囲に対してどのようなことを伝え、どのようなイメージを与えたいかをじっくり考えた上でそれを私どもにお聞かせください。

ブランディングは、消費者に対して自社のイメージをよりよい方向で記憶してもらい、競合他社の中から選んでもらうためのイメージ戦略です。
ロゴマークはその為の第一歩ですが、その他に展開するツール（名刺・封筒等）においてもデザインの統一感を保つことはデザイン戦略という意味では重要です。
あと、ブランドイメージを形成する上ではそうしたデザイン戦略が必要であると同時に、日々の経営姿勢においても自社の理念や思想に沿った経営活動が必要です。そうした日々の積み重ねにより、消費者にイメージが蓄積されブランドイメージというものが出来上がります。